PFUは12月6日、運転免許証など主要な3種類のカード型本人確認書類を自動認識するタブレット対応OCRソフトウェア「DynaEye 本人確認カメラOCR」を販売開始すると発表した。
同製品は従来別々のソフトウェアで対応していた運転免許証、マイナンバーカードに加え、在留カードを含む3種類の本人確認書類を自動認識し、タブレット端末のカメラで撮影した本人確認書類の記載情報を、画像やテキストデータとして本人確認や入力支援の作業で活用することができる。
ピント、手ブレや照明の映り込みを判断し、文字認識に適した状態で撮影するため、撮り直しの手間が減り、手動で撮影した場合に比べて、業務のスピードアップが実現できるという。
また、住民票の写しなど関連書類を撮影するためのカメラスキャン機能も新たに搭載。本人確認書類の撮影と同様の自動撮影機能によってさまざまな書類を取り込むことができるので、窓口以外でも申し込み手続きを受け付けるなど、接客スタイルの幅を広げることができる。
業務アプリケーションへ本人確認書類のカメラOCR機能組み込み開発を行う場合の「開発環境用ライセンス」と、DynaEye 本人確認カメラOCR SDKを利用して開発したアプリケーションの「実行環境用ライセンス(1年使用できるサブスクリプションライセンス)」があり、それぞれWindows対応は2018年1月に出荷開始予定。Android/iOS対応は2018年3月に出荷される予定だ。