ZMPは12月5日、東京で遠隔型自動運転システムの公道実証実験を実施すると発表した。12月14日に東京都江東区の日本科学未来館付近で実施するとともに、12月23日に同館およびその周辺で一般公開イベントを開催する。
同社は、2014年に愛知県の公道でドライバーが乗車した状態で自動運転の実証実験を開始した。その後、同社オフィスのある東京都文京区や、交通量が非常に多いお台場などの交通環境においてレーンチェンジや交差点右左折などの機能を2020年に向けて開発・検証してきた。
今回、6月に警察庁が発表した「遠隔型自動運転システムの公道実証実験に係る道路使用許可の申請に対する取扱いの基準」に基づき、道路使用許可が得られることを条件として、運転席にドライバーが乗車していない状態で公道実証実験を実施する。
併せて、日本科学未来館と共同で、無人自動運転による旅客サービスについて市民の声を聞く一般向けイベントを行う。同社は6月、自動走行タクシーの実現に向けて日の丸交通と協業を開始、自動運転技術の開発と共にサービスの開発と実証を進めているという。
今回の実証実験で得た知見を利用し、さらなる技術開発と安全性向上を行い、2020年における無人タクシーの実現を目指す。