アット東京は12月5日、自社保有する都内のデータセンター(DC)内で相互接続サービス「ATBeX(AT TOKYO Business eXchange、アットベックス)」の提供を開始した。
昨今、クラウド、AI、ビッグデータの台頭やインターネットが社会インフラ化することにより、顧客が利用するネットワーク環境は複雑化、多様化し続け、その管理の煩雑化が課題になっているほか、変化するネットワークトラフィック量に対応するため、将来の需要を見据えた設備の確保が求められている。
新サービスは、同社のDC内において各事業者が提供しているサービスの利用や企業システム間の相互連携など、多様化する接続を効率的に提供するプラットフォームサービス。クラウドサービス、セキュリティサービス、インターネット接続サービスなど多様なサービスの利用環境を提供し、DC内の相互接続時における効率を向上させるという。
また、1接続あたり最小1Gbps~最大100Gbpsに対応したMPLSサービスネットワークにより構成されており、1つの物理接続で複数のサービスや企業へ接続することが可能。さらに、論理設定のみによるネットワークの構成変更が可能となり、必要な時に、必要な帯域での接続を実現するとしている。
今後も同社は、DC専業事業者としての経験や運用ノウハウを活かし、24時間365日ミッションクリティカルなDCサービスの実現を目標に、多様な顧客ニーズに応えていくという。