日本能率協会は12月4日、全国のビジネスパーソン1000人を対象に行った「働き方改革」に関する意識調査の結果を発表した。
「働き方改革」と聞いてイメージすることを聞いたところ、最も多い回答は「「有給休暇が取りやすくなる」(37.6%)となった。これに、「有給休暇が取りやすくなる」(36.0%)が続いている。
第3位以下は、男女で差が見られたという。男性では、第3位「生産性が向上する」(28.8%)、第4位「育児と仕事が両立できる」(25.9%)、第5位「フレックスタイム制が導入される」(22.9%)となっている。
一方、女性では、第3位「女性が職場で活躍する」(32.4%)、第4位「育児と仕事が両立できる」(31.9%)、第5位「フレックスタイム制が導入される」「テレワーク・在宅勤務が導入される」(ともに 26.1%)となっている。
働き方改革を実感しているかどうかを聞いたところ、「あまり実感していない」が41.5%、「まったく実感していない」が39.2%となり、働き方改革を実感していない人は8割を超えた。
働き方改革を実感していない理由については、上から「有給休暇が取りにくいから」(28.2%)、「正社員と非正規社員の給料の格差がなくならないから」(26.6%)、「残業が減らないから」(24.1%)となった。
一方、「働き方改革」を実感している人に理由を聞いたところ、第1位「残業が減った」(38.0%)、第2位「有給休暇が取りやすくなった」(31.9%)、第3位「女性活躍が進んだ」(24.1%)となった。
「働き方改革」に向け、今後職場に重点を置いてほしいことを聞いたところ、上から「有給休暇取得の推奨」(33.0%)、「長時間労働の是正」(26.9%)、「管理者の意識改革」(20.0%)となった。