GMOインターネットグループのGMOクラウドと、ハウステンボス、ロボット開発を行うhapi-robo st(ハピロボ)の3社は12月5日、IoT技術を活用してリモートでゴミの量を把握できる「スマートゴミ箱(仮称)」をハウステンボス内のアムステルダムシティ全域に設置し、その有用性を探る実証実験を開始したことを発表した。
スマートゴミ箱はGMOクラウドの「IoTの窓口 byGMO」とハピロボが共同開発したもので、搭載されたゴミの量を検知するセンサーによってインターネットを通じて遠方からゴミの溜まり具合を把握することができる。また、ゴミの量が一定量を超えた際に、スタッフが装着しているヒアラブルデバイス(無線イヤホン)へメールを自動送信し、読み上げることで通知を行う仕組みも備えている。
これにより、勤務中でPCやスマートフォンを使用できないスタッフも、ゴミ箱 を開けずにゴミの溜まり具合を確認することが可能で、ハウステンボス内で働くスタッフのゴミ収集業務の効率化が図れるとしている。
実験時期は2017年11月20日から2018年1月3日。ハウステンボス内のアムステルダムシティ全域のゴミ箱36個のうち、18個を「スマートゴミ箱」に交換し、スタッフが1日にゴミ箱を確認しに行く回数を計測。導入前後で、ゴミ箱を確認しに行く回数が軽減できたかを分析する。