デンソーと同社の連結子会社で、主に自動車用小型モーターシステム製品の開発・製造・販売を行っているアスモは12月4日、2018年4月1日を効力発生の予定日として、事業統合を実施することで基本合意書を取り交わしたことを発表した。
今回の統合は、近年の電動化の急激な進展や、自動運転技術の開発加速といった動きを受けて、モーターの性能と信頼性を従来以上に引き上げる必要があると判断し、決定がなされたもの。従来、デンソーグループでは、小型モーターはアスモが、高出力の大型モーターはデンソーがそれぞれ担当してきたが、両社のモーター技術を融合させることで、上述のような課題に対応することを目指すとしている。
なおデンソーでは、モーター事業を統合することで、各事業グループとの連携強化により、技術開発のスピードアップ・レベルアップを図り、電動化システム、自動運転システムの技術開発の強化とともに環境に優しく、安全快適なモビリティ社会の実現を目指していくとコメントしている。