イオン銀行は11月27日、キャッシュカードも暗証番号も使わずに、指紋と静脈による2要素生体認証のみで銀行取引が可能なシステムを5店舗に導入すると発表した。
同社が導入する2要素生体認証システムは、専用端末に指をかざして、 数秒で本人を特定することが可能だという。
同サービスをイオン銀行ATMおよび銀行取引の手続きがペーパーレスで完了できる店頭取引用タブレット端末に導入することで、 ATMでの現金引出しや入金手続き、 店頭での住所変更やカード再発行などの手続きを、 キャッシュカード・印鑑・本人確認書類などを持っていくことなく「手ぶら」で利用できる。
同サービスは、 Liquidが開発した大規模高速認証システムを使用するもの。同システムを導入した専用サーバを同行のデータセンター内に設置するとともに、 指紋および静脈情報を暗号化して復元不可能な状態で保存することで、 高いセキュリティを実現する。
同サービスは、イオン銀行神田店(東京)、 イオンモール津田沼店(千葉)、 イオンモールナゴヤドーム前店(愛知)、 イオンモール大高店(愛知)、 イオンモール各務原店(岐阜)の店頭およびイオン銀行ATMに導入される。