金融情報分析AI開発を手がける「ゼノデータ・ラボ」は11月22日、東海東京フィナンシャル・ホールディングスと資本業務提携したことを発表した。
今回の資本業務提携は、東海東京フィナンシャル・ホールディングスのFintech戦略の中におけるAIの活用の位置づけとして、ゼノデータ・ラボの保有する独自のAIを用い、2社間で協業して業務効率化、情報配信強化を目指すもの。
すでに2017年11月6日から東海東京証券およびその開発会社が共同で開発をしたTTScan(営業担当向けおよびオンライントレード向けツール)に、ゼノデータ・ラボ独自のエンジンを用いて、東海東京証券向けに開発をしたTTFlashの配信を開始。これにより、営業担当者や個人の顧客が、アナリストレポートがないような中小型銘柄でも決算開示資料を見ることなく、決算の概要を顧客に説明、理解できるようになるという。
また、エクィティリサーチ業務の効率化として、2017年11月1日より東海東京調査センターに向けて、ゼノデータ・ラボ独自AIによるリサーチレポートxenoFlash、xenoStory、および自動Excelダウンロード機能の提供を開始している。これにより、決算繁忙期におけるリサーチ業務の効率化につなげ、アナリストがより付加価値の高いリサーチ業務に多くの時間が使えるようになることを目指す。