トライベック・ストラテジーおよびトライベック・ブランド戦略研究所は11月21日、「主要企業Webユーザビリティランキング2017<企業サイト編>」を実施し評価を発表した。
調査は2017年8月上旬から10月上旬にかけて実施し、トライベック・ブランド戦略研究所のユーザビリティ診断プログラムを用いて、「A.アクセス性」、「B.サイト全体の明快性」、「C.ナビゲーションの使いやすさ」、「D.コンテンツの適切性」、「E.ヘルプ・安全性」の5評価軸、全96項目について評価した。
今年は、ソーシャルメディアからの来訪に関する診断項目、常時SSL化対応がなされているかどうかについての評価項目を強化したという。
その結果、1位は昨年に続きKDDIで、2位はUQコミュニケーションズ、3位は大同生命で、以下、SUBARU、au、日本ハム、ファミリーマート、キリン、ブリヂストン、ニコンと続く。
なお、11位以下は下記のとおり。
順位 | サイト名 |
---|---|
11 | 伊藤忠商事 |
12 | 三井物産 |
13 | サントリー |
14 | JT |
15 | 三井住友海上火災 |
16 | アサヒビール |
17 | NTTドコモ |
18 | オリンパス |
19 | LIXIL |
20 | 味の素 |
21 | 損保ジャパン日本興亜 |
22 | 日本生命 |
23 | 中部電力 |
24 | ヤマト運輸 |
25 | 三菱重工 |
26 | ヤンマー |
27 | DIC |
28 | 日立製作所 |
29 | 旭化成 |
30 | 松井証券 |
同社では特徴的な3つのトレンドとして、ブランド・コンシステンシー、マルチデバイス対応、常時SSL化対応を挙げた。
ブランド・コンシステンシーでは、ランキング上位企業は、TVCMや新聞広告といった他チャネルでの広告・宣伝活動と合致した世界観でのビジュアル展開がなされており、チャネルにかかわらず統一された企業ブランドを訴求している面が高評価につながる傾向にあるという。
マルチデバイス対応については、レスポンシブ対応を行っている企業は全体の52%であるのに対し、ランキング上位20社では65%で、スマートフォンやタブレットといったモバイルデバイスが普及する中で、デバイス間で一貫したユーザビリティ体験を提供している企業が高評価となったという。
常時SSL化対応は、昨年は150社中1社だったが、2017年は17社に増えているという。