ソフトバンクロボティクスは11月20日、「Pepper」の業務利用を簡単にする「お仕事かんたん生成2.0」を、Pepper for Biz向けに11月30日より無料で提供開始すると発表した。
「お仕事かんたん生成2.0」は、独自にアプリケーションなどを開発することなく、キーワードなどを設定するだけでPepperを業務活用できるクラウドを活用したソリューション。同社がこれまでに蓄積したPepperの業務活用のノウハウをもとに、小売、飲食、金融、自動車、病院など10の業種・業態・利用シーンで利用できるよう100パターンのテンプレートを用意している。
さらに、Pepperに複数の台詞を設定して顧客体験を向上させる台詞を判定するテスト(A/Bテスト)や、Pepperの接客業務を数値化しデータを集積・分析・可視化できるという。
また、「お仕事かんたん生成2.0」は、日本マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を基盤として提供する。両者は今後はマーケティング活動で連携し、Pepper for Biz導入企業での活用を促進するとともに、新規顧客獲得の為の活動を強化。ソフトバンクロボティクスは、ロボアプリパートナーに対して、Pepperで Microsoft Azureを活用するためのトレーニングを行い「ロボアプリパートナー with Microsoft Azure 」の認定企業を2018年10月までに30社に増やすという。
一方、日本マイクロソフトは、認定企業のソリューションを、Cloud Everywhereのメニューとして訴求するとともに、IoTビジネス共創ラボの「Pepper ワーキング グループ」において、参画企業数を2018年10月までに20社に増やすという。