ソフトバンクと本田技研工業(Honda)の研究開発子会社である本田技術研究所は11月16日、第5世代移動通信システム(5G)の普及を想定し、自動車を中心としたモビリティーとさまざまなモノがつながることで、新たな体験や価値を提供するコネクテッドカー技術の強化を目的とした共同研究の検討を開始したと発表した。
これにより、2018年度には、ソフトバンクが本田技術研究所の鷹栖プルービンググラウンド(北海道上川郡鷹栖町)に5Gの実験用基地局を設置し、5G環境下での共同研究を本格化する予定だという。
共同研究は「高速ハンドオーバー技術」「高速移動中の自動車で、通信する基地局を安定的に切り替える技術および車載アンテナの開発」「弱電界、圏外域でのリカバリー技術」「弱電界におけるデータ送受信性能を確保する技術およびデータ処理技術の開発」「そのほか、さまざまなユースケースを想定した技術開発」などを行う。