東京都美術館において開催中の「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」では、プロジェクションマッピングの技術を活用した自分の顔がゴッホ風になる特設写真撮影コーナー「ゴッホ展フェイスマッピング」を設置した。
「ゴッホ展フェイスマッピング」は、プロジェクションマッピングと顔を立体的に捉える技術の連動により、誰でも簡単にフェイスマッピングを楽しむことができるインスタレーション。
センサーが「顔」を認識すると、形や大きさなど個人の顔に合わせたプロジェクター映像を投射。リアルタイムに顔の動きを捉えるため、投影中に表情や角度を変えても、それに合わせて映像が変形するという。参加者の顔に「ゴッホの顔」をペインティングするような映像は、写真や動画で撮影して記念に残すことができる。
制作者は、近年、「OMOTE」や「Face Hacking」そして最近では「EXISDANCE」など、人の体にプロジェクションマッピングを行う分野で活躍しているメディアアーティスト、Paul Lacroix氏。今回の展示について、「私はこれまで絵画作品を題材にしたマッピングを作りたいと強く望んでいました。 そのため、今回は一般参加型コンテンツとして、ゴッホ展フェイスマッピングを制作できて大変うれしく思います。どうぞお楽しみください」 とコメントしている。
なお、このゴッホ展フェイスマッピングの提供は、「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」の会期中(2018年1月8日まで)限定となっている。開室時間は9:30~17:30(金曜日は20:00まで、入室は閉室の30分前まで)、 休室日は毎週月曜日(1月8日を除く)、年末年始休館12月31日、1月1日。観覧料は、一般1,600円、大学生・専門学校生1,300円、高校生800円、65歳以上1,000円(中学生以下は無料)。