ミロク情報サービス(MJS)は11月15日、新生銀行とMJS製品における金融サービス開発および地域金融機関への展開についての連携を目的とする業務提携に合意したと発表した。さらに、同社はFinTech企業を支援するため、新たにファンド事業への参画も検討していくという。
MJSグループは、今後競争優位性の高いFinTech分野のサービスを拡充するためには、より多くの金融機関とのシステム連携や事業上の協業が不可欠だとしている。
一方、新生銀行は第三次中期経営計画において、グループの機能を利用した中小・小規模事業者向けソリューションの提供を戦略取組分野の1つに掲げ、新しい価値創出などに取り組んでいる。
今回の業務提携を通して、MJSグループはERP製品およびクラウドサービスと地域金融機関との連携による新たなサービス提供を推進し、全国の会計事務所および金融機関とともに、地域の中小企業の事業承継支援をはじめ、その発展に資する総合的な経営支援サービスの提供を目指す。
新生銀行は、MJSの金融サービスの開発と地域金融機関との連携による新たなサービスの提供に協力するほか、同行の資産運用商品やサービス、各種ファイナンスサービスをMJSの顧客企業に対して推奨することを検討していく。
さらに、両社はMJSグループが目指すFinTech企業を支援するファンド事業への参画においても協力・支援体制を構築し、国内経済および地方経済の発展に貢献していく考えだ。
なお、新生銀行はMJSの主要株主であるエヌケーホールディングスからMJSの普通株式30万株を、11月15日付で取得している。