WebAssembly support now shipping in all major browsers(Mozilla公式ブログより)

自身のブラウザFirefoxの高速化を図った「Firefox Quantum」正式版リリースを控えたMozillaは公式ブログにおいて、ここ数週間でAppleのSafari(developr.apple.com内Safari 11.0リリースノート)やMicrosoftのEdge(Microsoft公式ブログ)がWebAssemblyのサポートを実現したことを紹介、従来のGoogle ChomeやFirefoxも合わせた主要なブラウザでのWebAssemblyサポートが実現したことを報告している。

JavaScriptから直接呼び出せるバイナリファイル.wasmを用いるWebAssemblyは、アセンブリのような低水準言語での効率的な動作をWebブラウザで実現する仕組みで、先駆者ともなるasm.jsはMozillaエンジニアLuke Wagner氏が開発している。WebAssembly.orgには、その動作をすぐに試せるUnityから書き出した戦車ゲームのデモが設置してあるが、そのスムーズな操作やリアルタイムな描画レスポンスを魅せている。

WebAssembly.org内に設置してあるデモサイト

ブログではLuke Wagner氏の"Google,やApple、Microsoftが主要なブラウザでWebAssemblyをサポートすることは開発者にとって実にエキサイティングなこと"という声を紹介、WebAssemblyやasm.jsを使った複雑なアプリケーションやゲームのような高度なプログラムのユースケースやコンパイラEmscripten compilerなどを紹介している。