ESETは11月9日(米国時間)、「Windows Movie Maker Scam spreads massively due to high Google ranking」において、偽の「Windows Movie Maker」を拡散する動きが活発化していると指摘した。同アプリの配布サイトがGoogle検索の上位に表示されるため、多くのユーザーが欺されてインストールしてしまっているという。
この詐欺は偽のダウンロードページが巧みに検索エンジン最適化を実施されたことで、Google検索の上位に表示されるようになったことが拡散の大きな理由となっている。Windows Movie Makerに一定の需要があることも、こうした偽のアプリケーションが拡散する原因になったとされている。
偽の「Windows Movie Maker」は、新しいドキュメントを保存しようとした段階でフルバージョンを購入するように求めてくる。このような動作をする「Windows Movie Maker」を使っている場合、まずアプリケーションをアンインストールするとともに、セキュリティソフトウェアを使ってシステムをスキャンするなどの動作を実施してほしいとしている。