NECは11月9日、AI活用における検証から導入、活用までをトータルに支援するAI活用プラットフォーム「NEC Advanced Analytics Cloud with 異種混合学習」を販売開始すると発表した。同プラットフォームの価格は月額90万円~。
近年、AIを活用した業務効率化や新ビジネス創出を目指し、ICT分野への投資を検討する企業が増加している。しかし、AI活用を成功させるには、検証から導入、活用までの3つのフェーズでスキルの異なるプロフェッショナルが連携して進める必要がある。NECは、これまでの顧客とのプロジェクト経験をもとに、「データサイエンティスト」「アプリケーション開発者」「ユーザ」のニーズに対応し、プロフェッショナル間のシームレスな連携を支援するAI活用プラットフォームを提供する。
同プラットフォームは、AI活用におけるデータサイエンティストによる検証、アプリケーション開発者による導入、ユーザによる活用を包括的に支援し、スキルの異なるプロフェッショナルが協働できるクラウドサービスとして提供。これにより、従来課題となっていた検証におけるさまざまエンジン活用のための複雑な構成管理が不要となるだけでなく、導入における分析モデルのAPI化を容易にすることで、AIを活用したソリューション開発の迅速化を実現する。
また、同プラットフォームには、NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」の1つである「異種混合学習技術」に加え、デファクトスタンダードのオープンソースソフトウェアが搭載されており、さまざまなエンジンから最適な分析手法によるモデル作成を支援することができるという。
なお、同プラットフォームの販売目標は、今後5年間で関連売り上げを含めて100億円としている。