東芝デジタルソリューションズは、KDDIが商用化を目指している、低消費電力・広カバレッジエリアを特徴とするセルラーLPWA(Low Power Wide Area)サービスと、東芝IoTアーキテクチャ「SPINEX(スパインエックス)」とのIoT接続の実証実験を実施すると発表した。

IoTの現場では、さまざまな環境下にIoT機器が配置される。LPWAはIoT用途に特化した無線方式であり、特にセキュアなネットワークがグローバルに求められる産業用IoTのユースケースでは、免許帯域で安定的に運用されるセルラーLPWAサービスが適している。また、同サービスの導入によって、従来、商用電源の確保が困難であった環境や電波が届きにくかった屋内に設置された機器・センサでのIoTサービスが可能となる。

今回の実証実験は、KDDIが提供予定の「LTE-M」「NB-IoT」といったセルラーLPWAサービスを介して、IoT機器からのデータを収集し、SPINEXでのコネクティビティ機能を強化することを目的とするもの。同実証実験により同社は、新たなIoTユースケースを開拓していくとしている。