この数年間、Microsoftはオープンソース・プロジェクトとの連携強化に積極的に取り組んでいる。オープンソース・プロジェクトへの参加、スポンサーシップの実施、自社プロダクトの一部をオープンソース・ソフトウェアとして公開するなど、その取り組みは着実に積み重なってきている。こうした取り組みの背後には、同社がMicrosoft Azureを推進したいという狙いがある。
Microsoft Developer (@msdevUK)は先日実施された同社のプレゼンテーションの一部を引き合いに出し、Twitter上でMicrosoft Azureにおける仮想マシンの40%でLinuxが動作していると伝えた。MicrosoftにとってMicrosoft Azureの利用を推進する上で、Linuxなどのオープンソース・オペレーティングシステムのサポートを進めることが欠かすことのできない条件になっている。Microsoftがオープンソースプロジェクトとの連携を進める背景にはこうした理由がある。
MicrosoftはLinux以外にも、FreeBSDプロジェクトと連携してAzureにおけるFreeBSDのサポートに取り組んでいる。多くのオープンソース・ソフトウェアがMicrosoft Azureで適切に動作することはMicrosoftにとって価値がある。同社は今後もこうした取り組みを推進していくものと見られる。