住信SBIネット銀行とNECは11月1日、共同で不正送金対策としてAI(人工知能)技術を活用したモニタリングシステムの開発に着手したことを発表した。
住信SBIネット銀行では、第三者による不正送金を防止するため24時間365日体制で振込のモニタリングを行っており、今回発表された同開発は、NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」の1つである異種混合学習技術を活用し、不正送金の疑いがある取引を高精度かつ効率よく検知することを目的としている。
住信SBIネット銀行とNECは、今年2月から5月にかけて実証実験を実施した結果、既知の不正取引をすべて検知するなどの十分な成果を得たことから、実務適用に向けてシステム開発に着手した。
両社では、同システムの導入により、不正送金を防止するためのモニタリング業務の高度化・効率化を実現するとしている。