Googleは10月27日(米国時間)、「Making search results more local and relevant」において、これまでトップレベルドメイン名に結び付けてきたカントリーサービスを、ドメイン名ではなく位置情報によって切り替えるように変更したと伝えた。現在、Google検索の約5分の1はローカルに関連したものであり、位置情報に基づいて検索結果を提供するようにすることでよりユーザーの要望に応えることができるとしている。
例えばこれまで、Google検索を行う際にドメインとしてgoogle.ngを指定すればナイジェリア向けのサービスが利用され、google.com.brを指定すればブラジル向けのサービスが利用されていた。今後は、ユーザーがいる位置の情報に基づいてサービスが提供されるようになる。
オーストラリアからニュージーランドに移動すれば、利用するGoogle検索のサービスはニュージーランド向けのカントリーサービスが利用され、オーストラリアに戻ってくれば自動的にオーストラリア向けのカントリーサービスが利用されることになる。
何らかの理由で適切なカントリーサービスが利用されていない場合、設定から利用する対象を選択できると説明がある。現在利用しているカントリーサービスは検索結果ページの一番下に表示される。