ルネサス エレクトロニクスは10月27日、同社の連結子会社であるIntersilの商号を、「Renesas Electronics America」へと変更することを決定したと発表した。
今回の商号変更についてルネサスでは、Intersilとの事業統合を踏まえ、日本を中心としたこれまでの事業運営から脱却し、地域に捉われずグローバル組織として運営する新組織体制に2017年7月に移行。併せて業務効率化の観点から、両社の統合作業(PMI:Post-Merger Integration)も進めており、今後、Intersilの子会社の再編も順次行い、シナジーの創出を目指すことを目的として行うことが決定されたとしている。
なお、具体的には、米国において2018年1月に、Intersilを存続会社として、ルネサスの米国販売子会社である「Renesas Electronics America Inc.」およびIntersilの完全子会社である「Intersil Communications LLC」を吸収合併するとともに、Intersilの商号を「Renesas Electronics America Inc.」に変更するとしている。また、並行してその他の地域での法人の整流化を進め、2018年1月以降順次、Intersilの子会社の社名を「Renesas」を冠した社名に原則として変更していき、有機的に成長を加速させていきたいとしている。