ウェアラブルIoT製品向け導電性繊維事業などを展開しているミツフジは10月26日、ウェアラブルIoTブランド「hamon」の使い切りウェアを開発し、販売を開始したと発表した。
hamonは心電、心拍、活動量といった生体情報などを取得できる銀繊維ウェア。スマートフォンやクラウドと連携したPC上で生体情報を常時モニタリングすることができる。
今回発表した使い切りタイプの新製品は、従来品同様に着心地を重視しながらも使い切りにできる製品価格を実現し、介護現場に適した着脱が簡単なつくりで、寝たきりの入居者への利用も可能にしたという。
介護福祉施設入居者の日頃のヘルスケアデータを管理できるだけでなく、就寝中の入居者の見守りをウェアで行うことで、手厚いケアの実現と、介護現場で課題となっている介護士の不足を補う。
今回、成仁会が運営する介護老人福祉施設等8事業所、杜の里福祉会が運営する介護老人福祉施設等3事業所で年内にテスト導入が開始され、来年度より本格導入の検討が進められる予定。
希望小売価格は2000~5000円(ウェアのみ)でタイプによって価格が変わる。素材は不織布で、伸縮率は280%。選択耐性は手洗いで5回程度だ。