「奉行シリーズ」を展開しているオービックビジネスコンサルタントは10月26日、企業業務の生産性向上に取り組んできたノウハウを応用した新サービス「OMSS+ 労務管理サービス(以下、労務管理サービス)」を発売すると発表した。

同サービスは、従業員と総務部門をクラウドでつなぎ、労務手続きの自動化・電子化を行うことで、業務の標準化を行うというもの。会保険労務士と一緒に利用できるので、クラウド上で安全に社員情報や申請内容の共有が可能になる。手続き準備、従業員への通知、連絡、書類回収、内容確認、差戻し、進捗管理といった労務作業をサポート。従来5時間を要していた1件の中途採用者の入社手続きが30分に短縮されたという(同社調べ)。

対応している手続きは入社/退職/氏名変更・住所変更/扶養家族追加・削除で、今後は転勤/高齢者/産休・育休/傷病・休業にも対応する予定だ。

サービスを利用した労務手続きの流れ

また、企業ごとのルール・手順や覚えづらい専門知識をサービスが補い、各手続きによくある間違いや、つまずきやすい点も補佐するため、ミスを最低限に抑える。

企業ごとのルールも些細な不明点も全面サポート

手続き毎に必要なアシスト

業種ごとに異なる労務手続きの特性にも対応でき、総務担当者の体制に沿った使い方が可能。

業種による労務管理の特性

サービスの利用料は、初期費用が5万円で、1人100円/月~。従業員数30人までの場合月額3000円、年間利用料3万6000円。奉行シリーズを使っている場合、初期費用は不要。契約は年間。