Coltテクノロジーサービスは10月25日、千葉県印西市において国内5番目のデータセンターにあたる新東京データセンター2が完成し、運営を開始したと発表した。
新データセンターは、2011年に完成した8.4MWで4000平方メートルの総フロア面積を誇る東京データセンター2と並列して建設。アジア太平洋地域のコロケーションおよびクラウドサービスに対する高まるニーズを満たすべく設計され、同地域における企業の積極的な成長プランを支えるものだという。
新施設には、6フロアにわたり500平方メートルのデータセンタースペースが10カ所設けられており、オフィススペースなども併設することから、ディザスタリカバリや事業継続計画の一環としても活用できるスペースとなっていることに加え、最新の建設技術が用いられており、周辺で発生するあらゆる地震の影響も受けない仕組みになってる。
さらに、1平方メートルあたり125トンの重さを支えられるバネを用いた基礎上に建設されており、地震が起きても建物自体を揺らすことなく基礎より分離させることで建物全体が動く設計になっている。また、建物全体に直接膨脹冷却(DX)が用いられており、日本の変動する気候や湿度下でも高い信頼性と効率を維持した稼働を実現しているという。