2017年10月18日から21日にかけて愛知県のポートメッセ名古屋にて開催されている西暦奇数年における国内最大規模の工作機械展「メカトロテックジャパン2017(MECT2017)」において、アマダは、「最新テクノロジーによる全工程視点でのモノづくり提案」というテーマで、展示を行っている。
ブース内には、先日開催された「CEATEC 2017」でも展示されていた、同社が提供するIoTサービス「V-factory」のほか、ファイバーレーザと厚板安定加工機能を搭載した「LCG 3015 AJ」や、デジタル電動サーボプレス「SDE 2017 GORIKI」などが展示されている。
CO2レーザに比べ構造・光伝送がシンプルなLCG 3015 AJは、発振器・工学系部品のメンテナンスコストの削減を実現する。さらに、高エネルギー変換が可能で、エネルギー効率はCO2レーザに比べ3倍となるほか、暖機運転やレーザガス不要で、ランニングコストを70%以上カットするという。
一方のSDE 2017 GORIKIでは、全面フレーム上部の構造を山型構造とし、ベッド前面板の切り欠きを減少したソリッドコラムフレーム構造を採用することで、加圧時のフレームの伸びの抑制、および縦剛性の強化を実現。さらに、スライドギブの構造をセンターギブに、かつフルガイド構造にすることで、従来機よりも横剛性も強化した。これにより、耐偏心荷重特性が向上し、生産時の安定した加工精度を維持するとのことだ。
ブース内にはそのほか、平面研削盤や研削盤、ベンディングマシンなども展示されている。