United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は10月16日(米国時間)、「Adobe Releases Security Updates」において、Adobe Flash Playerに脆弱性が存在すると伝えた。この脆弱性を悪用されると、遠隔から攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性があるとされており注意が必要。
脆弱性が存在するプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Adobe Flash Player Desktop Runtime 27.0.0.159(Windows版、Macintosh版)
- Adobe Flash Player for Google Chrome 27.0.0.159(Windows版、Macintosh版、Linux版、Chrome OS版)
- Adobe Flash Player for Microsoft Edge and Internet Explorer 11 27.0.0.130(Windows 10版、Windows 8.1版)
- Adobe Flash Player Desktop Runtime 27.0.0.159(Linux版)
(US-CERTはユーザーや管理者に対して「Adobe Security Bulletin|Security updates available for Flash Player|APSB17-32」の内容を確認するとともに、必要に応じてアップデートを適用することを薦めている。Flash Playerの脆弱性はサイバー攻撃に悪用されやすい脆弱性の1つ。該当するプロダクトを使用している場合は迅速にアップデートを適用することが望まれる。