Gartnerはこのほど、2018年に向けて知っておくべき技術トレンドをまとめたレポート「Gartner Top 10 Strategic Technology Trends for 2018」をを発表した。主に人工知能、Fintech、IoTに関連した内容となっている。紹介されている主な内容は次のとおり。
- 現在の人工知能技術の活用は初期段階にあり、意思決定、顧客体験の改善、ビジネスモデルの再開発などにさらに人工知能技術の活用が進む
- 今後数年間ですべてのアプリケーションやサービスが何らかの形で人工知能技術を活用するようになる
- 人工知能や機械学習を使ったスマートデバイスの活用が進む
- 現実世界の出来事をデジタル世界で忠実に再現する「デジタルツイン」の拡大。2020年までには約210億のセンサーが接続されるものと推測されている
- クラウドとエッジの融合。クラウドとエッジは特性が異なると見られているが、双方は組み合わせることでまったく異なる成果をもたらすことが可能
- 対話型プラットフォームのさらなる普及
- 仮想現実技術、拡張現実技術、複合現実技術のさらなる普及
- ブロックチェーン技術の普及
- 人工知能技術やIoTの普及によってリアルタイムなビジネスイベントの検出が可能となる。こうしたイベント発生に基づいたビジネス駆動が普及する
- サイバー攻撃に対してより積極的に対応をとる必要に迫られる
主に人工知能や機械学習が社会生活およびビジネスに強い影響を与えることが指摘されているほか、仮想現実技術・拡張現実技術・複合現実技術・音声対話技術などが、新たなユーザー体験やビジネス体験をもたらすことが推測されている。