Tecmintは10月7日(米国時間)、「TMOUT - Auto Logout Linux Shell When There Isn't Any Activity」において、しばらく操作していないLinux上のターミナルから自動的にログアウトする方法を紹介した。rootでログインした状態のターミナルを放ったままにしておくと、席を立った際にほかのユーザがターミナルを操作してシステムを破壊したりマルウェアを設置したりといったことを簡単に行うことができる。自動ログアウトを設定することでこうした危険性を軽減することができるとしている。

記事では、インタラクティブシェルとしてbashを使っていることを想定し、変数TMOUTにアイドル時間を設定する方法を紹介している。bashでは、変数TMOUTに秒数が設定されている場合、その時間の間操作が行われないと自動的にシェルを終了する機能が用意されている。記事では、TMOUT=120といった記述を/etc/profileに書き込むといった方法で変数TMOUTを設定する方法が紹介されている。

最近では、ターミナルのみのマシンにログインして作業することは、データセンターや機器操作など限られた環境でなければ少ない。通常はターミナルアプリからsshなどでログインして使っていることが多いだろう。こうしたケースでもログインしたままの状態で放置しておくことにはセキュリティ上同様の懸念が存在しており、自動的にログアウトするように設定することに意味がある。