ワン・トゥー・テン・ホールディングスのグループ企業であるワン・トゥー・テン・ロボティクス(1→10Robotics)は10月10日、"空気を読む"会話エンジンパッケージ「PECO」を制作、同日より会話体験パッケージとして販売開始することを発表した。

「PECO」は視覚・聴覚・触覚・感情値などの感覚情報や、ユーザー属性や記憶、環境情報などを統合して、文脈として把握することを前提に、新たに設計した会話エンジン。センシング機能やイベント情報を取り扱うことで、"空気を読む"会話を実現する。Webでのチャットボットのほかにも、アニメなどのキャラクター、車やスピーカーなど会話デバイス、そしてロボットまで、さまざまな用途に対応することができる。

さまざまな利用が可能

「PECO」を用いた"空気を読む"会話体験の導入例として、Webサイトでは、サイト上のチャットボットとして、掲載情報に合わせた案内やレコメンドなどを行うことが可能で、サイネージではユーザーの性別・年齢・距離に応じて、適切に会話を切り出し、行動を促すような案内を行うことができるという。