Microsoftは9日(現地時間)、Microsoft Azureでオンプレミスとクラウド間におけるファイル共有体験を強化するため、「Azure Files share snapshots」のプレビュー版を公開したことを公式ブログで明らかにした。
Microsoft AzureはAzure Blobを共有ストレージとして利用できる「Azure Files(旧File Storage)」を供えているが、古いバージョンの保持や修正を可能にするため、Azure Files share snapshotsを実装したと同社は説明する。Windows 10は「以前のバージョン」の名称で同様のスナップショット管理機能を備えているが、こちらのAzure Files版と捉えると分かりやすい。
Azure Files share snapshotsはWindows 10に限らず、多様な利用方法が可能。Linuxの場合はAzure CLI 2.0を使用することで、スナップショットの作成を含むすべての機能を利用できる。Webブラウザー経由の場合はAzureポータルから、プログラムからは.NETやPythonからREST経由で操作可能。Windows PowerShellも近日中にサポートされる。より詳しい内容は公式のドキュメントを参照してほしい。