ネオジャパンは10月10日、社内業務をカスタムメイドでステム化する新製品「AppSuite(アップスイート)」を搭載したグループウェア「desknet's NEO(デスクネッツ ネオ)」バージョン4.0を提供開始したと発表した。
desknet's NEOは、スケジュール管理、タイムカード、コミュニケーションツール、会議室予約管理といった25のアプリケーションを標準搭載したWebグループウェア。「現場主義」をコンセプトに、使いやすさを追求したという。
今回のアップデートで搭載されたAppSuiteは、紙・メール・表計算ソフト主体だった業務を、特別なITの知識を用いずにアプリ作成などによってシステム化できるツール。desknet's NEOをプラットフォームとして利用できる業務アプリを、自社の業務に合わせてカスタマイズしながら作成することができる。
アプリの作成方法は、あらかじめ用意された「テンプレートから作成」、csvファイルをインポートする「既存管理台帳からの取り込み」、「ゼロから作成」、「既存アプリをコピーして作成」の4つ。「AppSuiteアプリライブラリ」から目的に合ったものを選択し、業態や運用に合わせてカスタマイズして使うことができるので、素早くアプリを作成することができるという。蓄積されたデータはグラフ化することで、社内共有や分析・報告にも利用することが可能だ。
また、グループウェアと連携できるので、グループウェアのユーザー情報をアプリで活用したり、見える化したデータをポータルに組み込んだりといった使い方も可能。アプリ単位や部品単位、データ単位など、細かくアクセス権の設定ができるため、全社横断的なシステム構築もできるという。
そのほかdesknet's NEOアップデート項目として、アクセス元のネットワークやIPアドレスごとに、添付ファイルのアップロード・ダウンロードを制限できるセキュリティ機能の搭載や、承認予定者による引き上げ承認、申請処理中の経路変更、決裁時の添付ファイル追加、申請部署ごとの文書管理フォルダ保管などのワークフロー機能の強化などが挙げられる。
クラウド版の提供価格は「desknet's クラウド」が月額400円/ユーザーで、「AppSuite」が月額320円/ユーザー。パッケージ版は「desknet's NEO スモールライセンス」が3万9800円(5ユーザーの場合)~で、「AppSuite スモールライセンス」が3万1000円(5ユーザーの場合)~だ。「desknet's NEO エンタープライズライセンス」は年間サポートサービス費込みで150万円(300ユーザーの場合)~、「AppSuite エンタープライズライセンス」は年間サポートサービス費込みで120万円(300ユーザーの場合)~。
クライアント動作環境はWindows 7以降(Internet Explorer 11以降、Google Chrome、Firefox)、Mac OS X 10.11(Safari)、iPhone、iPad、各社Android搭載スマートフォン、タブレット。サーバー動作環境(パッケージ版)はWindows Server 2016、2012 R2(SP1)、2012、2008 R2(SP1)、2008(SP1/64bit)、Red Hat Enterprise Linux 7、6、CentOS 7、6。