2017年10月3~6日にかけて千葉県・幕張メッセにて開催されるCPS/IoT Exhibition「CEATEC JAPAN 2017」にてファナックは、「なんでも接続」をキーワードとする、同社外の製品も接続可能な製造業向けIoTオープンプラットフォーム「FIELD system」の展示を行っている。
FIELD systemは、10月2日より国内での運用がはじまったサービス。これに合わせて、同社ではアプリケーションおよびコンバータを同時リリースしている。具体的には、ファナック製機器のコンバータ(CNC、ロボット)、OPC UAコンバータ、製造機器のデータの統合的な見える化・分析を行う「iPMA」、製造機器の予防保全機能を実現する「iZDT」、工作機械の加工時間を高精度に予測する「加工時間予測」、製造現場の利用者の捜査権限や操作履歴を管理する「個人認証・履歴管理」といった製品をリリース。展示会では、各アプリケーションのデモが行われていた。
製造機器のデータの統合的な見える化・分析を行う「iPMA」。設備稼働状態を把握することができ、例えば、稼働率が低い日にちをクリックすると、時間ごとの稼働率が表示され、その時間に表示されたアラームを確認できる。これにより、稼働率が低かった原因を特定することが可能 |
製造機器の予防保全機能を実現する「iZDT」。壊れる前に、機器の不調を予測できるため、予期せぬラインのストップを未然に防ぐことができる |
工作機械の加工時間を高精度に予測する「加工時間予測」機能。既設機械の加工時間も予測可能なほか、ことなる機械の加工時間を比較することができる |
そのほか、FIELD systemは、サードパーティの開発者も自由にアプリケーションやデバイス用コンバータの開発、販売できることも特徴であるとしており、同社では開発ステップ1のソフトウェアを提供している。