エーザイは10月4日、米国子会社であるエーザイ・インクが、ウルグアイの製薬企業であるGrupo Biotoscanaと、中南米におけるがん領域および神経領域製品を対象とする独占的ライセンス契約を締結したこと発表した。
同契約に基づき、エーザイ・インクはBiotoscanaに対し、中南米をライセンス対象地域として、抗がん剤「Halaven」と「Lenvima」、抗てんかん剤「Fycompa」と「Inovelon」についての承認申請および販売に関する独占的権利を供与する。ただし、メキシコにおいては、HalavenとLenvimaを今まで通り自社で販売するという。また、エーザイ・インクは、Biotoscanaに対して製品を供給し対価を受け取るとともに、契約一時金およびマイルストンペイメントを受領する。
なお、Biotoscanaは、中南米10か国に拠点を持ち、各国でがん領域などの豊富なパイプラインを展開している製薬企業。エーザイでは、今回のライセンス供与は、同社の画新的新薬を中南米各国の市場において迅速に普及、拡大させ、中南米の患者へのさらなる貢献を可能とするものであるとしている。