日本HPは、3D造形サービスビューローであるDMM.comが、HPの3Dプリンティングシステム「HP Jet Fusion 3D プリンティングソリューション」の採用を決定したことを発表した。
同ソリューションは、既存の3Dプリンティングによる造形方式と比較して、最大10倍の造形スピードと半分のコストで高い品質のパーツを生産することが可能なシステム。
このたび採用が決まった「HP Jet Fusion 3D 4200 プリンティングソリューション」は、プロトタイプ試作に加え、小ロットの最終製品の製造に対応できるよう設計されている。既に「HP Jet Fusion 3Dプリンティングソリューション」のオリジナルプラスチックパーツの約50%は、「HP Jet Fusion3Dプリンティングソリューション」で作られているという。
今回、DMM.comは、同社が運営するものづくりのプラットフォーム「DMM.make」の3D出力ソリューションとして、「HP Jet Fusion 3D プリンティングソリューション」を採用し、10月中の稼働開始を予定している。なお、同システムの導入に関し、既存の3Dプリンティングによる造形方法と比較し、圧倒的な造形スピードと材料の再利用率の高さを評価したとしている。
なお、日本HPは10月4日~6日(10:00~18:00、6日のみ17:00終了)、インテックス大阪で開催される「第20回 関西設計・製造ソリューション展」に出展する。同社ブース(ブース番号:4-66)では、VR対応のウェアラブルワークステーションや大判プリンターなどの実機に加え、「HP Jet Fusion 3Dプリンティングソリューション」で造形したサンプルパーツが展示される。また、武藤工業とリコージャパンのブースでは、「HP Jet Fusion 3Dプリンティングソリューション」の展示およびデモが行われるということだ。