アマゾンジャパンは4日、ファッション事業"Amazon Fashion"をサポートするため、総面積7,500平方メートルの撮影スタジオを2018年春に品川シーサイドにオープンすることを発表した。

完成イメージ(同社資料より)

新たに開設する撮影スタジオは、テニスコート約28面分に相当する総面積約7,500平方メートルという大きなもので、Amazonがこれまでオープンしてきた米国ニューヨークのブルックリン(2013年オープン)、英国ロンドン(2015年オープン)、今年9月にオープンしたインドのデリーの各スタジオと比較しても最大を誇る。

スタジオには11のスチール撮影エリア、5つの動画撮影エリア、2つのエディトリアルスタジオにヘア&メイクエリアやラウンジ、会議室を備えており、同社のファッション事業であるAmazon Fashionでの編集プロジェクトなど年間100万点を超える商品画像や動画の撮影に試用される予定だという。

"AT TOKYO"プログラム公式サイト

同社は、日本のファッションやデザインコミュニティーへの継続的支援を目的とした"AT TOKYO"プログラムも22日に発表しており、デザイナーや学生などに向けたスタジオ提供を含む取り組みも強化していく構えだ。

アマゾンジャパン合同会社 バイスプレジデント ファッション事業部門 統括事業本部長ジェームズ・ピータース氏は、ファッション分野が日本でも、また世界でもアマゾンにおける急成長カテゴリのひとつであること、またスタジオでの精度の高い写真やビデオの撮影や制作がユーザーにこれまで以上に詳細な確認を可能にすることを述べている。

また、アマゾンジャパン合同会社 社長 ジャスパー・チャン氏は、日本には継続的に多額な投資を行っており、2018年の夏までに全体で4000以上のポジションを東京を拠点に置くこと、東京および日本全国で数千規模の雇用を創出する計画も明かしている。