昭和電工は、10月2日付で黒鉛電極事業を営む独SGL GEの全株式を取得し、完全子会社化したことを発表した。また、同社は合併後の新社名として同日付で、SHOWA DENKO CARBONに名称変更したことも併せて発表した。
SHOWA DENKO CARBONの事業内容は、黒鉛電極の製造・研究・開発・販売となる。また、製造拠点はドイツ、オーストリア、スペイン、アメリカ(2か所)、マレーシアの6か所(アメリカの製造拠点の1つは、11月上旬をめどにに東海カーボンに譲渡予定 )。これにより昭和電工は、日本、米国、中国に加え、欧州、東南アジアに製造拠点を有する、世界トップクラスの黒鉛電極サプライヤとなる。
同社では今後、SGL GEの統合効果を早期に発現し、コスト競争力を追求するとともに、事業耐久性を高め、競争の激しい事業環境下において、事業のさらなる発展を目指すとしている。