NECソリューションイノベータとウォーターセルは10月4日、NECソリューションイノベータが提供する「NEC GAP認証支援サービス」とウォーターセルが提供する農業ICTツール「アグリノート」の連携を、2017年内の提供開始を目指すと発表した。
GAP認証支援サービスは農業生産工程管理(Good Agricultural Practice、以下GAP)に取り組む生産者や生産者団体を支援するサービスで、2017年1月から提供を開始している。
同サービスは、農業生産活動に伴うさまざまな情報を「実践・記録情報」としてGAPの「点検項目」に関連付けて整理し、農業生産活動における各点検項目の実施状況を可視化することで、GAPの取り組みにによる生産者の負担を軽減し、農業生産活動とGAP認証の取得に向けた改善活動の両立を支援するものとなる。
一方、アグリノートは農場を航空写真マップで可視化し、農作業および圃場の管理やスタッフ間の情報共有をサポートする営農支援システム。PCブラウザや専用のアプリを利用することで、スマートフォンやタブレットからも農作業記録、作物の生育記録の入力・閲覧ができるという。
今後、両社はアグリノートに記録した営農情報をGAP認証支援サービスの「実践・記録情報」として活用できるよう取り組む考えだ。これにより、生産者はアグリノートに記録した農作業記録や農薬・肥料の使用記録などをGAP認証支援サービス上でも活用することを可能とし、効率的に農業生産活動とGAP認証の取得に向けた活動に取り組むことが可能になるという。