さくらインターネットは10月3日、2017年12月に設立予定の「データ流通推進協議会」に参加すると発表した。

同協議会は、日本国内におけるデータ流通事業の健全な成長のために、データ流通事業者間の連携や適切な事業運営の推進を目的とした団体。また、データ提供者が安心かつスムーズにデータを提供でき、データ利用者が欲するデータを容易に収集・活用できる技術的・制度的環境の整備などを行っている。

同社は、2017年4月にIoTプラットフォーム・サービスである「sakura.io」を提供開始。同サービスは、モノとネットワークでデータを送受信するための「さくらの通信モジュール」、通信環境、データの保存や連携処理に必要なシステムを一体で提供するサービスとなり、将来的にはIoT機器から得るセンサデータなどの取引機能も提供を予定している。

同協議会に参加することで、今後、活性化が見込まれるデータ取引市場において、データ提供者の事業拡大やデータ利用者が使いやすいルールを定め、市場ならびに自社の成長と発展につなげていく考えだ。