2017年10月3~6日にかけて千葉県・幕張メッセにて開催されるCPS/IoT Exhibition「CEATEC JAPAN 2017」にてKOITO(小糸製作所)は、「光」を基本テーマとし、2020 年代以降に訪れるであろう自動運転車が実現するスマートモビリティ社会に向けた自社の製品・技術の紹介を行っている。

CEATEC Japan 2017のKOITOブースの様子

同社ブースでは、同社が開発を進めている「ADB(Adaptive Driving Beam:配光可変ヘッドランプ)」のユニットやECU、アクチュエータなどが技術紹介の映像とともに展示されている。主なものとしては、有機ELを用いたリアコンビネーションランプの薄型ユニット(ハイ/ロー/adbユニットで構成)や、ロービーム一体LEDアレイ式ADBヘッドランプのLEDアレイの開発品、加速度センサ内蔵ヘッドランプレベリングシステム向けECUの開発品といったものが展示されている。

未来の自動車を実現するKOITOの各種技術

また、未来の自動車に向けた新たなランプの活用形となる車の周辺の道路を照らすコミュニケーションランプなどもデモが行われており、未来の自動車のあり方の一端を垣間見ることができるものとなっていた。

右がコミュニケーションランプのデモ。目的に応じて、光らせる地面の場所が異なる