マクニカネットワークスは9月29日、米バラクーダネットワークス製の「Barracuda Advanced Threat Protection(以下、BATP)」をBarracuda Email Security Gatewayの既存顧客向けに提供を開始すると発表した。

BATPは、ランサムウェアなどの既知および未知の高度な脅威をリアルタイムに検知し、防御するサンドボックスの機能を提供するクラウドサービス。シグネチャ分析、静的解析、挙動解析から包括的なサンドボックスまで、複数の階層を備えることにより、多様な攻撃を検知するという。

具体的には、受信メールの添付ファイルをクラウド環境でスキャンし、脅威が検出されない場合は問題のないメールとして受信サーバに送信される。一方、添付ファイルに問題があった場合はそのメールを隔離し、メール使用者に危険なメールが届かないようにするとしている。

これにより、マルウェア、ランサムウェアの亜種など、スパムウイルス対策専用アプライアンスであるBarracuda Email Security Gateway(旧Barracuda Spam Firewall PLUS)の従来のウイルススキャン機能では検出することが困難であった攻撃への対応が可能になるという。

マクニカネットワークスでは、Barracuda Email Security Gatewayの既存顧客向けにBATPの30日間の評価版の提供および導入をサポートする。