SAPジャパンは、SAP S/4HANAは、インメモリープラットフォームであるSAP HANA向けに設計されたSAPの次世代ERPスイート「SAP S/4HANA 1709」の提供を開始したと発表した。
最新リリースでは、SAP Leonardo Machine Learning機能と予測分析がコアビジネスプロセスに組み込まれている。
SAP Cash Applicationソフトウェアは、会社の財務消込履歴データから一致条件を学習し、自動的に請求と入金を照合。SAP Fiori for contract consumptionでは、契約の満了や商品の消費を予測ができるという。
SAP Predictive Analytics Integratorでは、契約数量の消費についてアプリケーション内で直接予測し、自身のデータを使用してモデルを更新できるほか、ワンクリックで再学習することが可能。
そのほか、SAP S/4HANA 1709では、採鉱および金属・製紙・繊維・建材業、および小売業向けに新機能を提供。SAP Transportation ManagementソリューションがSAP S/4HANAコアに新たに統合された。
また、SAP S/4HANA 1610より日本語対応したSAP Best Practicesを提供していたが、今回のバージョンにおいては、当初の約2倍の標準業務プロセスを組み込む形で機能を強化した。