Open Source Initiative (OSI)は9月26日(フランス時間)、「Microsoft Makes it Official: Becomes Sponsor of Open Source Initiative|Open Source Initiative」において、MicrosoftがプレミアムスポンサーとしてOSIに参加することになったと発表した。Microsoftは2005年のMicrosoft Community Licenseの提出、2007年のMicrosoft Permissive Licenseの提出においてすでにOSIと関わりを持っているが、今回の発表をもってより積極的にOSIとの関連を持つことになる。
Microsoftはオープンソースプロジェクトとの積極的な協力関係を進めるとともに、同社のプロダクトをGitHubにおいてオープンソースソフトウェアライセンスのもとで提供している。Windows 10でLinuxを実行するためのWSLの導入、AzureにおけるLinuxサポートの改善、FreeBSD Foundationと協力してAzureにおけるFreeBSDサポートの改善、そのほか主要Linuxベンダとの協力などここ数年で積極的に関係を続けている。
Open Source Initiativeはオープンソース・ソフトウェアおよびオープンソース・ソフトウェア・コミュニティのプロモーションや保護に関するさまざまな活動を支援している。スポンサーシップによって得られた資金はこうした活動に使われることになる。Microsoftは同社のプロダクトをオープンソース・コミュニティに広める活動や、Azureにおけるオープンソース・オペレーティングシステムのサポートに積極的に取り組んでいる。OSIとのスポンサーシップ提携はこうした取り組みの一貫と見られる。