出光興産と東レは9月26日、有機EL材料に関わる技術提携を進めることで合意したと発表した。

同合意により、今後両社は、互いが有する有機EL材料に関する技術や知見などを活用し、新たな材料の開発や評価で協力していくこととなる。また、両社の評価設備・生産設備などの保有資産を有効に活用することで、ディスプレイの性能や耐久性の向上、および、コストダウンに貢献する材料の提供も目指すとしている。

なお、両社は今後もスマートフォンやテレビ分野を中心に、有機ELディスプレイ市場は拡大を続けていくと見ており、材料もそれに合わせて需要が拡大していくことから、今回の技術提携を通じて、より優れた有機EL材料の開発を進め、有機ELディスプレイの進化と産業発展につなげていければ、としている。