OKIエンジニアリング(OEG)は9月27日、「ワンストップ車載コネクター信頼性評価サービス」の提供を9月28日より開始すると発表した。
同サービスは、車載コネクターの信頼性評価に必要な、耐振動、耐塩水、耐塵など20項目の環境試験と、シール性の評価、コネクター挿抜評価など46項目の特性評価を、ワンストップで提供するもの。
近年の自動車のエレクトロニクス化に伴うECUの設置数の増加は、コネクタ数の増加にもつながっている。電装品メーカーは、自動車メーカーごとの規格に対応した環境試験・材料試験などを、それぞれの試験・評価項目別に専門会社・機関へ評価を依頼する必要があり、負担が増してきていた。
同サービスは、そうした電装品メーカーの負担軽減を目指し、信頼性評価分野で蓄積したノウハウと設備を活用することで、車載コネクターの信頼性評価に必要な66項目の試験と評価をワンストップで提供。カスタマは、案件ごとに必要な試験項目を選択して、そのデータを取得することが可能になるほか、同サービスを利用することにより、試験に関する自社での設備・人的投資を抑えられるという。
なお、同社では今後、車載コネクターの形状の多様化と搭載数の増加にともない、試験項目の増加と試験条件の変化が予測されることから、さらに設備環境を整え技術力を向上させて、より多くの試験項目に対応し、カスタマの製品の開発・設計・製造を幅広く支援していきたいとしている。