オリックス・レンテックは9月27日、東京技術センター(東京都町田市)にロボットショールーム「Tokyo Robot Lab.2」を開設。それに併せて報道陣に同ショールームを公開した。
近年、製造現場をはじめ、さまざまな分野で労働人口の減少や生産性の向上への対策が急がれている。解決策の1つとして産業ロボットの導入検討が進む一方、高額な初期コストをはじめ、機種の選定知識や操作方法の習得などが課題となっている。
そうした状況を受け、同社では2016年4月よりロボットのレンタルサービス「RoboRen」を開始し、自社専任エンジニアによる技術サポートを行っている。また、ロボットを導入したことのない企業にもロボットの導入を検討してもらうために「6か月お試しレンタルパック」を提供している。9月27日現在で、RoboRenの引合い総数は582件、成約状況は226件であるといい、今後もさらなる成長が望めるとしている。
今回オープンしたTokyo Robot Lab.2では、企業からのニーズが高かった協働ロボットをメーンとした「Tokyo Robot Lab.」と異なり、自動搬送ロボットがメーン展示される。走行デモンストレーションエリアを設けており、複数の自動搬送ロボットの実際に動いている様子を間近に確認することができる。今後ラインアップ予定のロボットを含めて、合計7メーカー、8機種を展示する。
なお、同社は今後も、高い需要が見込まれる製造業分野、生活分野、医療・福祉分野、公共分野を中心にRoboRenを拡大し、国内の人材不足の解消や生産性向上などの課題解決と、国内産業の発展に貢献していくとしており、執行役会長の岡本雅之氏は「生産技術の支援によって、日本のものづくりを支えていきたい」と語っている。