住友生命保険とNECは9月26日、住友生命の営業職員(スミセイライフデザイナー)向けに新たなタブレット端末を開発したと発表した。住友生命は2018年7月から順次、同端末を約4万台導入する。

新端末は、10時間駆動の大容量バッテリーやLTEモジュールを搭載した12.3インチクラスのタブレット端末にもかかわらず、重量は約740gと軽量化を実現。OSはWindows 10 Proを採用している。

新端末の最大の特徴は、ディープラーニング(深層学習)技術を取り入れた顔認証AIエンジン「NeoFace」を搭載している点。これにより、スミセイライフデザイナーがタブレット端末へアクセスする際、これまでのID・パスワード認証に加え、顔による認証を導入することで、厳格なセキュリティ対策を実現する。

また、新端末では、保険契約に関する各種手続きを電子化し、顧客と一緒に、その場で画面を見ながら「保障内容の確認・見直し」から「申込み手続き」までスムーズに完結する。

ペーパレス化でスムーズな保険手続きを現場で完結

さらに、顧客やスミセイライフデザイナーが操作する画面について、より分かりやすくスムーズに対応・手続きができるよう、ストレスを感じさせない画面の構成や展開を実現しているという。