博報堂DYメディアパートナーズは9月25日、100万台規模のテレビ実視聴ログデータやWeb閲覧などのオンラインアクチュアルデータを連携し、テレビCMの効果を最大化する新ソリューション「Atma(アトマ)」を開発したと発表した。また、同社が展開する「生活者データ・マネジメントプラットフォーム(生活者DMP)」の大幅アップデートも実施する。
Atmaでは、博報堂DYグループが独自に開発している生活者DMPに、テレビ実視聴データの利用が許諾されているテレビから収集した100万ID規模の実視聴ログデータを新たに加え、これまでに生活者DMPに連携されている大規模なWeb閲覧データや検索データ、購買データなどのアクチュアルデータと統合することで、精緻な分析と配信を実現する。
同ソリューションを活用することで、テレビCMや番組の接触をベースとしたセグメントに対するデジタル広告の配信や、マスメディアとデジタルメディアへの出稿計画をアクチュアルデータでシミュレーションすること、従来難しかった一般消費材の購買や店舗誘引に至るまでのマーケティング効果を施策全体で検証すること、テレビ番組視聴者のインサイト分析を行い、戦略ターゲットとの親和性を分析することなどが可能になるという。