The Independentに9月21日(米国時間)に掲載された記事「iOS 11: Switching off Bluetooth and WiFi on iPhones doesn't actually switch them off|The Independent」が、iOS 11でデザインが大幅に変更されたコントロールセンターにおいて、Wi-FiやBluetoothを無効にしても、接続が切れるだけで機能そのものは動き続けていると指摘している。
iOS 11よりも前のバージョンでは、コントロールセンターでWi-FiおよびBluetoothを無効にすると実際に機能そのものがオフになっていた。しかし、iOS 11コントロールセンターのは前バージョンのものとUI/UX的な動きは似ているものの、実際にこれら機能がオフになることはなく、すでに確立していた接続が切られるだけだと説明している。
接続を切ったとしても、場所を移動したり、システムを再起動したり、またはローカル時間で午前5時になるとふたたび元に戻る。Appleはこうした動きは仕様だとしており、機能を無効にしている間でも接続が確立している必要があるデバイスを使ったり、利便性を考慮した結果だと説明している。
セキュリティ専門家の中には、このように機能を確実にオフにできないことはセキュリティ上の懸念があると指摘するものもある。ただし、サードパーティ製アプリを使うなどすることで、Wi-FiやBluetoothの機能を完全にオフにすることもできるとされている。