メガチップスの子会社であるSiTimesは、電磁干渉(EMI)ソリューションとしてフィールド・プログラマブル対応のスプレッド・スペクトラム拡散発振器(SSXO)「SiT9005」を発表した。
同製品は、スペクトラム拡散変調、クロック信号の立ち上がり/立ち下がり時間を調整できる機能をあわせ持ち、EMIのコンプライアンステストに起こり得る問題を解決することを可能とするほか、プログラマライタ「Time Machine II」に対応することで、場所を問わず発振器をプログラムすることが可能となっている。
キャリア周波数で最大17dB、高調波で最大30dBのEMI削減が可能なほか、2種類の拡散プロファイル(三角波、Hershey Kiss)に対応。対応周波数は1MHz~141MHzで、2.0mm×1.6mm、2.5mm×2.0mm、3.2mm×2.5mmの3種類のパッケージで提供される。
また、28のスペクトラム拡散オプションが提供され、センタースプレッドで±0.125%~±2.0%(分解能±0.125%刻み)、ダウンスプレッドで-0.25%~-4.0%(分解能-0.25%刻み)の性能を提供する。
なお、同製品はすでに量産出荷を開始しているという。