ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは9月21日、IEEE802.11ac Wave 2対応の新アクセスポイント「AP420」を発表した。
新製品は、Wi-Fi上のVoIP/動画/音楽/大容量データのファイル転送など、ネットワークに負荷がかかりトラフィック遅延の影響を受けやすいアプリケーションを、高速に処理する性能を備えている。
また、高いクライアント密度をサポートする4×4マルチユーザーMIMO(MU-MIMO)デュアル無線によりWi-Fi接続の遅延を排除し、ワイヤレス不正侵入防止システム(WIPS:Wireless Intrusion Prevention System)対応の専用無線帯域、および周波数最適化スキャン機能を搭載している。
同製品を同社のクラウド型Wi-Fi管理プラットフォーム「WatchGuard Wi-Fi Cloud」で管理すると、WIPS(無線不正侵入防止システム)、きめ細かいゲスト分析および電波領域分析、マーケティングエンゲージメントツールの利用が可能になる。さらに、複雑なWi-Fi管理をシンプルにし、多様な業種・規模の組織に対して高速・安全・インテリジェントなWi-Fiアクセスを提供する。
最新リリースでは、同社のアクセスポイントに接続するユーザーのWi-Fiエクスペリエンスを高める新機能によりパフォーマンスを向上しているという。具体的には、アプリケーションの可視化、ファイアウォールポリシーの制御、事前設定のユーザーロールポリシーといった各機能を追加。
そのほか、Google for Educationとの連携により、学校のGoogleドメインに登録済みのデバイスのみ学校のWi-Fiネットワークへの接続を許可し、設定したネットワークポリシーを実行するとしている。